能ある主婦は道具を使う
2008年 08月 23日
ワタシが作ると言い出しておきながら、マメな友人をアゴで使い、ほとんどの作業は彼女に任せてしまいました。
材料を彼女が切り終えたところで、ワタシの登場。鶏肉を炒め、袋入りのグリーンカレーペストをにゅるにゅると絞って鍋に投入。ココナッツミルクを入れて、野菜を入れてあとは煮るだけ。するとその時、従順に作業をしていた彼女が、ワタシが握力の限りを尽くして絞り出したカレーペーストの袋をつまみ上げ、「まだ残っているじゃん!」と鬼の形相で声を上げました。ワタシ的には十分にペーストを絞り出したつもりだったのですが、確かによく見ると袋のあちこちにうっすらとペーストが残留しています。「でもこの残ったのは採取不可能なんじゃ?」と抵抗したら、彼女は菜箸を振りかざし、「これを使えば絞り出せる!」と主張。まな板の上にペーストの袋を乗せて、平らにし、菜箸を袋の端から圧力をかけながら転がして、残りのペーストの採取に成功。すごいすごい!と単純に手放しで賛美するワタシ。でも彼女はまだ完璧ではないと不機嫌。次に取り出したのは、グッチ裕三考案の「とってもラクダ~」というキッチングッズ。これはまな板の上のものを手早く集めることができる平たいプレートなのですが、このヘリを再度袋に押し当てて、ぐいぐいとしごいたらほぼ完璧に残りのペーストを採ることが出来ました。
いやぁ、ホモサピエンスなるもの、道具を使って文明を開花させたということを改めて目の当たりにしたような、感動的な光景でした。賢い主婦はこうやってムダを省いているのですねー。感心感心。。
この画像、グッチさんのグッズコーナーからいただきました。(^^;)
これは目からウロコの便利さですよね。ワタシもぜひ購入しようと思いました。まな板の上の食材をこのラクダ~を使って一発で集めた時の貴女の顔は、キラキラと輝いていましたよ。うんうん。ワタシもまな板に貼りつきやすいオクラやワカメを切った時、早く使ってみたいー!