鐘はピアノで
2008年 06月 21日
夕方はオケ。夏至の宵は幻想でフィーバーです。
1楽章はリピート後の部分を集中的にやりました。技術的に苦手なところは逃避心理で暴走したり、都合で変なアクセントをつけたりしがち。合奏の中で他のパートを意識したり、ちょっと冷静になって弾いてみたりすると自分の中の音の景色が変わるのが実感できました。
3楽章では久しぶりに最初から。イングリッシュホルンとオーボエの掛け合いに聴き惚れてしまいました。先生がピアノを弾いて、チェロ&ビオラが主題を弾く(第2変奏)部分は、ベートーベンの「運命」2楽章と、そこの木管は同じく「田園」の2楽章の小鳥のさえずりに相似していることを示して下さりました。うーん、確かに!古典派後期の、なおかつベルリオーズがベートーベンに非常に影響を受けた作曲家であることがわかりました。華やかで派手な楽章に囲まれたこの楽章は、素朴で優しく多感なベルリオーズの素の部分が現れているのかも。。
4楽章は今までよりちょっとテンポを上げて練習。初っ端のティンパニーの6連符とホルンの掛け合いを徹底的に合わせていました。この楽章にはチェロ(&ビオラ)で弾き応えがある素敵な3連符があります。とても華やかで楽しい所なのですが、合奏の中でテンポを上げると、移弦で理性を失ない、ポジション移動で知性が吹っ飛び、実はクリアしたためしがありません。先生は今まで何もおっしゃらなかったのですが、今回は「このテンポだったらさらえば絶対弾けるはずです」とキッパリ断言。ああ、やはりバレてましたか。がんばります。。
5楽章では出だしのチェロ&コンバスがフライングして弾き出さないよう注意を受けました。確かに揃ってなかったかも。例の鐘の部分は今回はピアノで。鐘の余韻をペダルを踏みっぱなしにすることで表現していました。でもミスタッチして妙な音を弾いてしまってもペダルを踏みなおさなかった様子で、濁った音が鳴り響き、ワタシとしては笑いが止まらなくなってしまいました。
幻想交響曲、知れば知るほどハマってきたぞ~。
<本日の宴会>
豊洲・豚道楽
ほんと!ベルリオーズはチェロ・バスを愛して下さっていたんだんだなぁと感じる箇所が沢山あってうれしいです!ベルリオーズ、知れば知るほど好きになってハマってしまいそうですね~!