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ポストホルン

今日の午後はモーツァルトのポストホルン・セレナーデの練習。ポストホルンは18-9世紀頃のヨーロッパで郵便物を馬車で輸送した際、馬車の到着や出発を知らせる合図として吹かれたものです。今でもドイツの郵便局のロゴはポストホルン。スイスやオーストリアのローカル路線にはポストバスが使用され、スイスのポストバスの警笛はポストホルンの名残の3つの音が鳴らされます。

この曲の編成はミニ・オーケストラになるのですが、今日は弦とオーボエとポストホルンのみ。ワタシはポストホルンとの共演は初めてなので興味津々。
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ポストホルン_f0055956_11363655.jpg
これがそのポストホルンです。
本体とマウスピースに透明なチューブがあるのが分かりますか?ポストホルン・セレナーデはA管を使って演奏するそうなのですが、このポストホルンはB♭管なのだそうです。そのため半音下げたA管にするため、即席でチューブを継ぎ足したとのこと。ちなみにこのB♭のポストホルンの管の長さはトランペットのB♭管と同じ135cm。A管にするためには141cmにするそうで、6センチ「延長」しているとのこと。使用しているマウスピースはトランペットとホルンの中間ほどの大きさのものだそうです。このビニールチューブの延長管だと実際はチューニングができないそうです。この練習の後、ポストホルン奏者はちゃんとした真鍮の延長パイプを探しに銀座に向かいました。

ポストホルンということでホルン吹きさんが演奏する場合もありますが、今回はトランペット吹きさんが演奏します。乞うご期待!
by freiburg0523 | 2007-09-23 21:59 | 音楽 | Comments(0)

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by びあだる
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