ミツバチからの警告
2007年 04月 17日
CCD は昨秋から米国で起こっている現象で、養蜂家が飼っていたミツバチ(働き蜂)が突然行方不明になってしまい、巣箱には女王蜂と数匹の働き蜂だけになってしまうという不思議な現象です(3月には日本の新聞でも取り上げられ、「いないいない病」として紹介されました)。CCD は全米で現在も被害が拡大中で、西海岸では養蜂家のハチのうち約60%、東海岸では70%ものハチが不明になったそうです。さらに被害は大西洋を越えてヨーロッパにも広がってきていて、ロンドンで最大の養蜂家のところでは40の巣箱のうち23個が空になったそうです。ハチの減少によって受ける被害は、蜂蜜のみにとどまらず、農作物の受粉にもミツバチを利用しているので、今後の影響が懸念されています。
CCD の原因には様々な説が取り上げられていて、養蜂家から課せられるノルマによるストレスでハチの抵抗力が低下して感染症に罹りやすくなったのではないかとか、ダニ、殺虫剤、遺伝子組み換え植物、地球温暖化による影響なども挙げられています。
ここに来て新たに注目を集めているのが携帯電話説です。
コブレンツ-ランダウ大学(ドイツ)では、高圧線の近くでは電磁波の影響でハチのナビゲーションシステムに変調を来たすという実験結果があり、そこから巣箱の近くに着信中の携帯電話を置いてみたところ、やはりミツバチが混乱して巣箱を見つけられなくなるという結果を得たそうです。
携帯電話の電磁波による生物や人体に及ぼす危険はあると言ってもいいのでしょうが、ガンや腫瘍などが出現するのには10年以上の時間が必要とされるため、疑いはあるものの仮定のみにとどまり決定的原因とはされていません。しかし各方面から警鐘が鳴らされていて、フィンランドの研究では、携帯電話を使う頻度の高い人では受話器を当てる側の脳に腫瘍が出来る可能性が10年間で40%であるそうです。またスウェーデンでの研究では、携帯電話から発生する電磁波によって脳細胞を死滅させた研究結果から、若年層における携帯電話の使用は、人生の半ばにして脳の老齢化をもたらすとしており、インドの研究では携帯電話を頻繁に使用する男性は精子数が減少する可能性があるそうです。
・・・ということだそうです。
今や携帯電話は生活必需品でもあるのですが、日本国内でも約8,000万台もの携帯が使用されているそうで、それに匹敵する無数の電磁波が空中を飛び交っているということは、たとえ携帯電話を保持しなくても、世の中はすでに電子レンジの中みたいになっているのですよね。
こりゃいつか何らかの形で生物に影響を及ぼさないハズがありませんわ。。。
個人的なことですが、ワタシは携帯で電話している時に受話器を当てている側の頭蓋骨にビリビリとした振動を感じます。他の方の携帯も同じでしょうか?これって身体に良くない波動だということを本能的に感知しているのですが、どうでしょう。。神経質になりすぎなのかなぁ。。
参考: Independent 、ORF
日本の携帯電話は800mWくらいなので、人体に影響は無いと思いますが、電子レンジと同じ原理で受信機(携帯)側ではそれなりの電磁波が出ているのは事実です。ただ、長時間の使用は控えたいですね。
8の字ダンスって確か「この蜜は太陽の位置からみてどっち方向にどれくらい向かって飛ぶとあるわよ!」という情報をダンスで示しているのでしたよね。もしも電磁波でハチナビが狂ってしまうとなると「ここはどこ?わたしはだれ?」みたいになっちゃうのでしょうね。。。
国によっても基準が違うのですね。。FOMA、CDMA、3Gなどもそれ以前の通信方法よりも出力が高いのでしょうかね。
今ちょっと調べてみたら、携帯電話ではSAR(電波を発する機器から人体にどのくらいのエネルギーを得たかという単位)に対して基準値があるそうで、日本の携帯電話は 2.0W/kg だそうです。他国では、アメリカ 1.6W/kg、スウェーデン 0.8W/kg、中国 1.0W/kg、ドイツ 0.6W/kgだそうです。ちうことはですよ、日本は規制に関して甘いのでしょうかねー?あちゃちゃ。。
携帯会社では機種別SAR値を公表していて、ワタシのケータイは0.68でした。
携帯の使い過ぎによる障害、あってもきっと表沙汰にはならないかも知れませんよね。PC用に電磁波シールドエプロンとかがあったけど、携帯用にシールドキャップとか出回るかも?