ワタシの譜面はどこいった?
2007年 01月 20日
練習のセッティングを終えて音出しをしているところに、インスペクターから先生の到着が少々遅れるとのお知らせがありました。せっかく全員揃っているのだからということで、指揮者なしでトリスタンとイゾルデを合奏してみることに。音頭取りは曲の出だしを取り仕切る我らがチェロパートのトップ。「私が頭でザッツ(合図)を出すのでみんな着いて来て下さい」という頼もしい先導のもと合奏が始まりました。トップの後頭部を見ながらの演奏はついついタイミングだけに気をとられがち。多くのパートが加わるにつれて、様子見をするためにテンポが重くなりがちになる傾向も。でもお互いに聞きあって進むため、なんとも緊張感があってなかなか良い練習になったと思います。その練習の最中に先生が現れました。指揮台に上がった先生はいきなり神妙な表情に。団員一同よもやまさかの事態になったのかと固唾を飲んで先生に注目したら、今日の遅刻の経緯についての説明でした。(ほっ…)当初伝えられていた打ち合わせによる遅延というのが実は違って、マネージャー氏の管理不行き届きによる遅刻であり、それを取ってつけたような理由で誤魔化そうとしたことに対してのお詫びでした。この一件でなんだか先生との距離感がぐっと縮まった感じがして、その後の練習もスムーズに運びました。
そんな中、ワタシのプルトは大混乱に。ワタシの持参したトリスタンの譜面がどう見てもワタシの譜面ではないことを発見。(自宅でさらっていたらもっと早く発見できたのに。。)ワタシのではない譜面で弾き進んでいるうちに、やっぱり決定的にボーイングが違っていて、とっさに隣のNちゃんがボーイング連絡用の小型譜面と差し替えてくれて事なきを得ました。それにしてもこれ誰の譜面だ~?そしてワタシの譜面は誰が持っているのだ~??
ラフマニノフは1楽章から4楽章まで。一番心配だった3楽章の4重奏の箇所も、やっと業務分担が決まったおかげで、今回初めてアンサンブルらしい音が確認できた気がします。それにしてもこの先生は口頭ではあまり微に入り細に入りと指示は出されないのですが、指揮を見ていると何をどう表現されたいのかということが非常に良く分かります。指揮を見るゆとりができたらきっと素晴らしい演奏が出来るのではないかという期待とともに、指揮を見るゆとりが未だになく、周りに追従しがちな自分を感じ、非常に恥ずかしい思いもしました。ネバーギブアップ。これをバネにがんばらにゃ。
<本日の宴会>
荻窪・さくら水産にて
ところで、ラフマニノフは、ひょっとすると1番2番が上のパートで、3番4番が下のパートを弾かなくちゃいけなかったのではないかしら?
3番に変わったとたん、上のパートはどこで弾けば良いか分からなくて???
楽譜、見つかりましたか?
ラフマニノフの3楽章の「55」あたりでは上下に分かれると思いきや、「56」の先まで4部編隊なのですね。。ややっこしいっすよねー。3楽章はもう一度チェロか弦楽だけでアンサンブルして美しさを確かめてみたいですよね。。
写真名簿用の先生の写真、カフェでくつろがれているところを撮らせていただきました。なかなか良く撮れましたよー!!
確かに55の前後はVcとVn2、Vlaとの微妙な組み合わせを一回確認しておく必要があるでしょう。是非トップ経由で来週の弦分奏で実現を強くアピールしては如何ですか?
3連符はコンパクトなボーイングで移弦をスムースにする練習が必要でしょう。音量は抑えてもアンサンブルが良ければ響きますから・・・
Vn1はこの部分を耳にしながらメロディーを弾く必要がありますので・・・
3楽章ってなぜか今まで弦だけで合わせたことってありませんでしたよね。1st.Vn が旋律を歌うあたりは是非やっておきたいですよねー。
今度のパート練習の時、一斉捜査させていただきます。。なんとなく目星が付いたような・・・。(笑)