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世界のヤマカズ

一昨日の夜、NHKで放映された山田和樹指揮 スイス・ロマンド管弦楽団来日公演を鑑賞。
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今年7月8日、サントリーホールでの公演の模様をインタビューやリハーサルの様子を織り交ぜて、公演で演奏されたアンコールまで全部を見せてくれました。

演目は、藤倉大・"Rare Gravity"(世界初演)、チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲(独奏:樫本大進、アンコール:バッハ・無伴奏ヴァイオリンソナタより「ラルゴ」)、ベルリオーズ・幻想交響曲、アンコール:シュレーカー舞踊曲「ロココ」より「マドリガル」、最後はビゼー・「アルルの女」よりファランドール。

色白で童顔のヤマカズが、つわもの揃いのロマンドを相手に縦横無尽な指揮で操り、織りなす音楽は強烈。彼の持ち味のポジティブなデフォルメが際立っていました。団員もノリノリな様子。終盤に進むにつれ、オケのテンションがマックスになっていくのが見て取れました。

音楽もさることながら、注目したのはオケが使用している道具。
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椅子に関してはコンマスを始め、多くの人の椅子が2段重ねにしてました。足が長い(座高が低い)からでしょうかね。
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チェロは背もたれ付きで細身の四脚椅子。前方左側の脚にチェロ板を装着していました。これいいかもー。
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サントリーホールの舞台設備一覧を見ると、「ピアノ椅子」ではなくて「チェロ椅子」という項目が。これかな?それともスイスから運んできたものなのか、非常に気になる。。
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背後に金管や打楽器が控えている木管の後列奏者には耳を保護するヘッドレストらしきものが。ハープと管楽器の間にも透明なアクリル板が設置されていました。さすがプロオケだけあって、設備がすごいね。
Commented by MIKE at 2014-08-27 13:36 x
器具に気を遣うのは、団員の労働環境を守る一環ではないですか?組合が強いとか。アメリカのオケも、難聴予防のために打楽器や金管の前に機動隊が使うようなアクリルボードを立てていることがありますよね。それにしても新ヤマカズ、大したもんだ。あのアンセルメが率いていたオケでしょう?大御所街道邁進という感じ。
Commented by freiburg0523 at 2014-08-28 08:35
★MIKEさん
ほんと、プロのオケは労働環境にも手厚いのだなと感じ入ってしまいました。ヘッドレストは頭部がすっぽりと入って両耳を保護するような形状。爆音対策にはもってこいだね。
ヤマカズのこれからの成長ぶり、楽しみですね~(^-^)v
Commented by しゅうじ at 2014-08-29 19:32 x
2段重ねの椅子はさすが外人さん。
Commented by freiburg0523 at 2014-08-31 08:07
★しゅうじさん
オケ用椅子1つに付帯設備使用量が発生するホールもあるけど、サントリーは185脚フルに使ってもタダみたいですね。ってアマオケ根性で気にしちゃったりするのですが、そういう問題じゃないか(^^;)
2段重ねてグラグラしないのかな。。
by freiburg0523 | 2014-08-26 08:21 | 音楽 | Comments(4)

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