Doppelkonzert
2012年 06月 26日
ロッシーニ: 歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
ブラームス: ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
シベリウス: 交響曲第2番
指揮: 小山貴之
独奏: Vn: 島田玲奈、 Vc: 渡部玄一
今回の指揮者はオケでおなじみの小山先生、チェロはパートトレーナーでお世話になっている渡部先生とあって、とても楽しみにしていました。
最初、団員が舞台に上がる前、上手と下手に現れた2人のスネアドラム奏者が「どろぼうかささぎ」に含まれるロールで景気づけ。粋な趣向にオケの心意気が感じられました。
二重協奏曲では独奏者のお二方とも読売交響楽団で活躍されているとあって、息の合った演奏でした。繊細でエレガントなヴァイオリンと、がっちりとして淀みのない音色のチェロがマッチしていました。渡部先生が僅かな休符の間に切れた弓の毛を処理する所作が、これまたかっこいい!協奏曲はとかく独奏者に注目しがちですが、オケも難しい曲ながら大健闘。メインのシベ2も強烈な大音響をかまして聴衆を満足させてくれました。小山先生の気合いの入った指揮はお人柄が滲み出ているようで素晴らしかったです。
アマオケの演奏会を見ていると、運営の様子や団内の雰囲気が伝わってくる気がします。ここのオケはとても感じが良かったなぁ。。自分たちの演奏会でもお客様はこういうことを感じ取られるのでしょうね。勉強になりました。