バレンシア・リンク
2011年 05月 06日
全上演時間16時間。ふぅ。。
「ニーベルングの指環」は4つのオペラで構成されています。
最初(序夜)の「ラインの黄金」が一番短くて2時間30分。でも全1幕休みなしで最初から最後までぶっ通しの演奏。バレンシア・リンクは超モダンな演出で、3人のラインの娘はマジに泳ぎながら歌っているし、天上の神々はクレーンに乗ってくるわ、巨人はビックマックス(古っ)だし、火の神・ローデはセグウェイに乗って駆け回るわで、度肝を抜かれながらも大いに楽しめました。
「ワルキューレ」の9人の女神たちはボリューム満点。どすこい体型のブリュンヒルデにはちょっとびっくりでしたが、声量&歌唱力は言うことなし!長大なワーグナーを歌い切るにはこのぐらいの体型じゃないともたないのでしょうね。
「ジークフリート」最後のブリュンヒルデとジークフリートの二重唱では涙が止まらず。すばらしい!すばらしすぎる!ジークフリート役のLance Ryanはこの役にぴったりの声と容姿の持ち主。最近のバイロイト音楽祭でもジークフリートを歌っているので、今注目の歌手なのですね。
「神々の黄昏」で登場する「人間」の服装が奇抜。顔までペインティングしているし、それがなぜか日本語だったり通貨記号だったり?そんな奇抜な演出以上に息を呑むような音楽。3幕4時間半があっという間の(?)素晴らしい内容でした。
ワーグナーの世界に陶酔する「ワグネリアン」の気持ちが分かったような。一度聞いたらまた最初から聞きたくなるような、すごい世界でした。
願わくば他の演奏も、抜粋でもいいから聴いて(観て)みたい!
マイウィッシュリストに、バイロイト音楽祭を追加しようと思う今日この頃。
ニーベルンゲン、ハマりますよねー。やっぱ、バイロイトのウェイティングリストに入れてもらいましょうかね。
そう云えば絵本@4冊も一緒に持参しますので、最近の絵本も見せて下さいますか?
なるほど、メディアのエキスパートはpokeさんでしたか(^-^)v