匠の技
2010年 12月 06日
読売交響楽団のチェリスト・渡部先生のご指導の下、みっちり3時間ドヴォルザーク7番とレ・プレリュードをみていただきました。
これらの曲は前回のマーラー5番ほど難所がないものの、移弦とボーイングが厄介な箇所があったり。そのような箇所は身体が無意識に強張ってしまうのですが、先生は「雨が降っているかな?」と手のひらを上にして差し出す時のように、腕を支える必要最小限の力と、手のひらなどの脱力状態をそのままボーイングに反映させるような感じ、と教えて下さいました。目からウロコのような解説に一同ガッテン。さらに、親指を使ったハイポジでの反復練習をして弾きづらい箇所がマスターできたりと、とても有意義な練習でした。
帰りは先生を囲んで焼き鳥屋で乾杯。
「毎日お酒を飲まない理由が見つからない」と、お酒をこよなく愛する先生。お酒が入ったとたんに大ブレイク。明るく楽しく尽きることのない会話に、終始笑いっぱなしでした。