長岡京室内アンサンブル
2009年 07月 13日
森悠子氏主宰の長岡京室内アンサンブルの演奏会に行ってきました。
曲目は、モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲二短調(メニューイン校訂版)、バーバー・弦楽のためのアダージョ、ヒナスエラ・弦楽のための協奏曲。メンバーは森悠子氏のほかヴァイオリン7名、ヴィオラ2名、チェロ3名、コントラバス1名。チェロ以外は全員起立しての演奏でした。
1曲目が始まる前に、会場の照明が落され、浴衣を着た女性が舞台上4箇所に置かれた行燈に明かりを入れて周りました。照明はそれだけ。薄暗闇の中に演奏者たちが現れて演奏が始まりました。アイネ・クライネ・ナハトムジーク、すなわち小夜曲ということでの趣向の演出なのでしょう。まるでホタル狩りに来たような、はてまた薄暮の庭園でロウソクの灯を楽しみつつ音楽を聴いているような気分。
演出もさることながら、曲の出だしがアップボウ(上げ弓)!バロックボウでの演奏ということもあり、空中に音が放たれるような、とても軽ろやかで心地よい演奏にうっとりとしてしまいました。
続いてのメンデルスゾーンは、おなじみのメンコンではなくて、あまり知られていないヴァイオリン協奏曲。メンデルスゾーンが13歳の時の作品だそうです。このアンサンブルのコアメンバーの高木和弘氏の独奏で演奏されました。確実なテクニックと、澄み渡ったヴァイオリンの響きに、またまたうっとり。
バーバーは極力ヴィヴラートをかけない演奏。とても透明感のある、成層圏の彼方に宇宙を感じるような演奏でした。
ヒナスエラは、各パートに現れる難しいソロを、表情豊かにらくらくと歌い上げるかっこよさ。プロの中のプロってこういうものなんですね。さりげなさの中に彼らの実力の裏付けが大いに感じられ、とても納得のゆく演奏を聴かせていただきました。
ワタシが感じた長岡京室内アンサンブルの音を一言でいうと、気温23度、湿度40%。
とてもさわやかで快適な演奏でした。
お客様も沢山入り、他人事ながら嬉しかったです
昨日、森さんを囲んで、私の同期の中央大学の教授とJAO仲間のコンミスの4人でランチをして、森さんの薀蓄を承りました
一言では言い表せない内容の深いものです。いずれ中大教授が書き物にするでしょう・・・
再会を約して15時半の新幹線で京都へ
8月初旬までの仕事で、明日はフランスへ出発だそうです・・・
忙しい人です!
なるほど、これがオケ・ロージンさんが事あるごとにお名前を出されていた森悠子さんでしたか、と大いに納得しました。いやぁ、すごい合奏団ですね。活き活きとして指向性が一致した演奏は素晴らしいの一言に尽きました。森さんの演奏、エスプリそのものでしたね!彼女の薀蓄はどのようなものなのでしょう?出版を待つ前に秘伝をちょっとだけ教えて下さ~い!(^^)v
参加者は私の同期(ご存知が3名)・WSOが2名(ご存知)・JAO関係者が数名・TAO関係者が2名です
受賞記念パーティですか!すごいですね~\(^0^)/
もしかしてオケ・ロージンさんが受賞されたのですか?!そうそうたるメンバーが集われるのですねー。せっかくのお誘いとてもうれしいのですが、その日はすでに予定が入っていて。。ご盛会をお祈りしております!
森さんの秘伝の件、別途一席設けますのでぜひよろしくお願い致します!