びあだるの(とにかく)節制生活

カテゴリ:読書( 39 )




リューベック

ドイツ・リューベックで行われているG7外相会談。
リューベックで連想するもの(超個人的)

トーマス・マンの出身地

魔の山

ダヴォスのサナトリウム

学生の頃大好きだったトーマス・マン。
その中でもとりわけ「魔の山」にしびれていました。
社会人となって念願叶ってリューベックを訪れた時の感動は今も鮮明です。ダヴォスにも小説の舞台となったサナトリウム(Waldhotel)を探しに行ったのですが、当時は辿り着けず。これはいつかリベンジしたいです。
そんな思い出深いリューベックの街がニュースで映ると、なんだかドキドキしてしまう・・・。



by freiburg0523 | 2015-04-16 08:28 | 読書 | Comments(0)

風の中のマリア

百田尚樹著『風の中のマリア』を読みました。
主人公はオオスズメバチのマリア。ワーカー(働き蜂)としての彼女の生涯を通して、社会性昆虫であるオオスズメバチの生態に迫る作品。

あらすじは省きますが、この作品でワタシが面白いなと思ったのは2つ。
日本の在来種であるニホンミツバチが登場。セイヨウミツバチより身体が小さく、性格も温厚ということで淘汰されやすいニホンミツバチが、最強のオオスズメバチに対して大立ち回りを打って出ます。ニホンミツバチが展開したのは「蜂球」作戦。オオスズメバチを取り囲んだニホンミツバチが一丸となって翅を震わせ、胸筋で熱を発生させるもの。熱に弱いオオスズメバチは46℃以上になると死んでしまうというところを突いて、ニホンミツバチが力を合わせて発した温度は48℃。たった2℃の差でニホンミツバチがオオスズメバチを熱死させるという紙一重の攻防戦です。弱肉強食な自然界において、小さくて弱いけど協力し合ってパワーを発揮するニホンミツバチの習性はあっぱれです。日本の風土ってヒトに限らず、昆虫までも穏やかで協調性がある社会を培っていたのですね。

もうひとつはこの作品中でオオスズメバチにつけられた名前。
主人公のマリア、女王蜂のアストリッド、その他キルステン、ヒルダ、ヴェーヴァルト、アンネ=ゾフィー…などなど、大半がゲルマン系の名前。ここで連想してしまうのは、ワーグナー「ワルキューレ」の9人の姉妹たち。ワーカーがすべてメスならワルキューレも全員女性。ワーカーは餌となる獲物を狩って巣に持ち帰るのに対して、ワルキューレも戦死した勇者の魂をヴァルハラに連れて行く命を受けていたり。この関連性っていったい?(^^;)

夏の終わりに「害虫」として嫌われ者扱いされてしまうスズメバチ。
でもこれを読むと見方が一変すると思います。虫好きでも虫嫌いでもオススメ!
風の中のマリア (講談社文庫)風の中のマリア (講談社文庫)
百田 尚樹

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by freiburg0523 | 2013-04-25 08:43 | 読書 | Comments(0)

ゲロンシアスの夢

カーディナル・ニューマン著 『ゲロンシアスの夢』
(Cardinal Newman, "The Dream of Gerontius")。
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ニューマン(John Henry Newman, 1801-1890)が1865年に書いた詩です。英国教会の司祭であったニューマンはイタリア遊学後にカトリックに改宗、その後枢機卿なった人物です。カトリック信者だったエルガーが、自身の結婚式で司祭から贈られた本がこの『ゲロンシアスの夢』。この本に感銘をうけたエルガーは、同名のオラトリオ「ジェロンティアスの夢」を作曲したほか、その後のエルガーの作品に多くの影響を及ぼしました。

英国の英雄的将軍・チャールズ・ジョージ・ゴードン(Charles Goerge Gordon, 1833-1885)もこの作品に感銘を受けたそうで、戦場に赴く際にも肌身離さず持ち歩き、本に多くの書き込みを遺したそうです。なんでもエルガー交響曲1番には「ゲロンティアス」や「ゴードン」のモチーフが織り込まれているそうで。ならば「ゲロンシアスの夢」を読んでみなくちゃと、図書館から取り寄せてやっと昨日手元に届きました。日本語訳は1931年に内館忠蔵氏が翻訳したこの本のみ。旧漢字や仮名使いで書かれています。
ぎりぎりになっちゃったけど、今日はこれを読んでからゲネプロに臨もうと思います。



by freiburg0523 | 2013-03-09 10:56 | 読書 | Comments(0)

モテるんだ?

先日、「海辺のカフカ」と「ねじまき鳥クロニクル」を読みました。
学生時代に「ノルウェーの森」を読んで以来の村上文学。ちょっと苦手意識があったので食わず(読まず)嫌いになっていました。

2つを読んで確かに面白かったけど、ファンにはなれないかも。。
文章は自然だし、心象表現も絶妙だし魅力は沢山あるのですが、ちょっと内向的すぎて読んでいて疲れるというのがワタシの感想。
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でも、村上春樹が好きというとモテるらしい?



by freiburg0523 | 2013-02-02 10:25 | 読書 | Comments(2)

坂道の美学

坂道に関する本を読みました。
著者はあのタモリさん。日本坂道学会副会長のタモリさんがセレクトした都内37か所の坂道を、由来や勾配などのデータの他、ご自身の各坂道への思い入れを書き綴り、お散歩コースまで掲載されています。
表紙をめくって現れたタモリさんの写真。この背景がワタシ的に身近な坂道だったりして、これまた感服。

ここに掲載されている以外にも東京には数多の味わい深い坂道があるので、ぜひまた続編を期待したいところです。

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by freiburg0523 | 2011-11-29 08:18 | 読書 | Comments(0)

のぼうの城

数年前に結構騒がれていた本だったので、文庫化したのを機に読んでみました。
時は16世紀末の日本。舞台は武蔵国の忍城(おしじょう)。西から勢力を拡大してきた豊臣家からの開城を拒み、石田三成率いる数万の軍に対し、忍城の士族や百姓わずか3千で決戦に臨みます。

ここの城代・成田長親(のぼう様)はとらえどころのないような茫洋とした人柄。人々から愛されはいるものの、普段はなんとも頼りない存在。しかし状況が窮地に追い込まれ、策も尽きたかというときに発せられる、のぼう様の直感的決断。それは万人をも唸らせる攻略となり、日本三大水攻めにも打ち勝っていく、というストーリーです。

戦国時代の人物像が現代的にも描かれていて、ちょっと劇画チックな面も。それはさておき、今でこそ「ゼリーフライ」で有名になった埼玉の行田界隈にこんな歴史があったのか、と地図を繰りながら楽しめました。2巻になっていますが、あっという間に読める痛快な小説です。



by freiburg0523 | 2010-11-23 14:55 | 読書 | Comments(2)

アマゾンお急ぎ便

最近、めっきり本屋さんで本を買わなくなりました。大抵はアマゾンでワンクリック。アマゾンのプレミアムで12時までに注文すればその日のうちに「お急ぎ便」で配達してもらえます。便利な世の中です。「お急ぎ便」の配送会社は都内では大抵クロネコヤマト。先方の都合でたまーに郵便局や佐川急便になることがあります。

例えば早朝、自宅で「お急ぎ便」として注文した本の場合、お昼頃には配送センターから出荷され、夕刻には職場近くの配送センターに届きます。クロネコだと17時前に届けてくれるのですが、日本郵便となると20時近くになることも。その場合、ビルの正面玄関が閉まっているため手元に届かず、翌日に再配送の依頼をかけることになります。これがちょっと困ったちゃん。
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先日、郵便局に再発送をして届けてもらったのですが、郵便局のおじさんは文句タラタラ。アマゾンの郵便物を配送する際、会社宛だと当日に届けられないケースが多いのだとか。「会社に届ける当日便は極力避けるか、お届け日時指定便にしてくれないか?」と郵便局のおじさんは訴えるのでした。

クロネコのおにいさんにこのことを話したら、アマゾンのお急ぎ便は表立っては書かれていなけど、18~20時の時間指定になっているそうです。クロネコの場合は、会社の玄関や通用門が閉まるのを見越して、早めの配達を心がけているのだとか。それに対して郵便局は指定された時間を守るがために閉めだしを食ってしまっているのではないか、とのことでした。

これでガッテン。要はクロネコのおにいさんの機転とサービス精神のおかげでキャッチ出来ていたんですね。ありがたや。これからもどうかクロネコに当たりますように。。



by freiburg0523 | 2010-10-15 08:37 | 読書 | Comments(0)

涙無くしては読めませんでした

『国民の遺書』を読みました。
太平洋戦争で戦死し、靖国神社に英霊として祀られている方々が戦地から家族に宛てた書簡集。靖国神社の境内の掲示板に、毎月「英霊の言葉」として掲示され続けてきたものを産経新聞の協力と小林よしのり氏が編集し、まとめられたものです。

神風特攻隊の兵士、人間魚雷「回天」の乗組員、野戦死した兵士、従軍看護婦として外地で殉死した女性、軍事裁判により法務死した人々…。各人の境遇は様々ですが、家族が住む祖国の平和のために、命を賭けて国を護ろうとされた方たちの言葉はどれも胸を打つものでした。

ここに書かれている約70年前の日本語の美しいこと。そして、父母への思慕と感謝の気持ちの深いこと。。。

靖国参拝がどうだこうだと論ずる前に、戦争による悲劇を2度と繰り返さないために、多くの人に読んでもらいたい1冊。

国民の遺書  「泣かずにほめて下さい」靖國の言乃葉100選国民の遺書 「泣かずにほめて下さい」靖國の言乃葉100選
小林よしのり 責任編集

産経新聞出版 2010-07-16
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by freiburg0523 | 2010-08-14 10:30 | 読書 | Comments(0)

フラストレーション

ここ2カ月ほど、読書ペースが落ちています。
5月初旬に読み始めたトーマス・マン「ワイマルのロッテ」が思いのほか読みにくく難行苦行。学生時代はトーマス・マンの作品を片っぱしから読んでいたのですが、その当時「ワイマルのロッテ」が読破できず、悔しい思い出が。今回はリベンジも兼ねての挑戦でした。

「ワイマルのロッテ」はゲーテ「若きウェルテルの悩み」の中に登場する、ウェルテルの恋人・シャルロッテ(愛称:ロッテ)が主人公。 彼女に惚れたウェルテルがゲーテ本人といわれ、彼の若き日の実らぬ恋の物語を小説化したというワケです。物語の中ではウェルテルが最後には自殺を遂げるという衝撃的なお話。当時この小説がドイツ国内で波紋を呼び、ロッテは誰だ?ということでもちきりになったそうです。

あれから約40年。
ワイマール公国で宰相を務め、文化人としても名声を上げているゲーテ。かつてスリムな美青年だった彼もすっかりでっぷりとして、持病のリウマチを癒すために湯治通いをする初老の紳士に。そんな彼のもとに、おばあちゃんになったロッテが訪ねてくるという設定が「ワイマルのロッテ」なのでした。

このような経緯があるので、「ワイマルのロッテ」を読む前に「若きウェルテルの悩み」を読んでおくことが必須条件。それを知らなかった「若きびあだる」は、いきいなり「ワイマルのロッテ」を読んだためチンプンカンプンとなったのでした。

それはともかく。
今回久しぶりにトーマス・マンを読んだのですが、いやはやこんなに読み難かったっけー?と思うことしきり。面白いんだけど、描写がしつこく、登場人物が理屈っぽく、段落が長くてうんざりしてしまいました。そんなワケで、たった300ページ×2冊を読むのに1カ月以上を要してしまうありさま。読破こそしましたが、再読は20年後かな。。

おかげで本を読むペースがめっきり落ちてしまい、積読が増えてしまいました。
今はすらすら読める江戸人情ものでペースを戻しているところ。やっとフラストレーションから解放されたかもー。



by freiburg0523 | 2010-06-22 23:55 | 読書 | Comments(0)

宮尾作品

最近、宮尾登美子の本を連続して読みました。
最初は『蔵』。雪深い越後の気候と失明という運命にもめげず、蔵元の跡取りとして立派に成長していく女性を描いた小説です。厳しい中越地方の自然に向かい合い、ひたむきに家業を守り生きる人々の様子が、柔らかい訛を通し、温もりとなって伝わってくる作品でした。

『櫂』、『春燈』、『朱夏』、『仁淀川』は宮尾登美子自身の生い立ちから、結婚後に渡った満州での壮絶な体験、命からがらで帰国するも農家の嫁としての苦労の日々が綴られていて、これまたどれも一気読み。

代表作ともいえる『天璋院篤姫』は、気になりつつもテレビ放映は見なかったので、読んでみてとても新鮮でした。薩摩の一武家の娘が島津家の養女となり、ついには十三代将軍・徳川家定に嫁ぐも、そこで待っていたのは三千人の女官が待ち受ける大奥。実子に恵まれず、養子の十四代将軍・家茂に嫁いできたのは、京都の朝廷の姫・和宮。嫁と姑の確執と、時代の潮流に翻弄されながらも気高く生きた女性の生涯でした。

それに続いて読んだ『東福門院和子の涙』は、徳川家から初めて朝廷に嫁いだ和子(東福門院)の生涯を描いたもの。侍女の語りで描かれた内容は、歴史上表立って見えてこない女性の生きざまが浮き彫りになっていて、とても興味深く読めました。ただ、文体が現代語ではないため、なかなか読み進まなかったのですが、その分どっぷりと雅やかな京都御所に滞在した気分が味わえました。

宮尾登美子の作風は本題に入るまでの前置きが長いのが特徴かも。でもその精緻な前提があるので、その後の展開を読み進むのがとても楽しくなる感じ。時代小説はもっぱら庶民の人情物やチャンバラしか読んだことがなかったのですが、いわゆる歴史物も面白いかも。なんだかしばらくハマりそうな予感。。。



by freiburg0523 | 2010-04-29 19:20 | 読書 | Comments(2)

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