Harp
2008年 06月 28日
「夏風の中で」は先生がハープをピックアップして聞かせてくださったおかげで、自分たちの音でかき消されてしまっていたハープの美しい旋律を意識することができました。若いウェーベルンはとてもロマンチストだったんですね。
「妖精の踊り」では 1stVn 8、2nd.Vn 8、Va 4、Vc 3、Cb 4人に減数されました。ワタシはリストラ。おかげさまで楽器を寝かせてスコア片手に優雅に鑑賞させていただくことができました。
この「ファウストの劫罰」はゲーテの「ファウスト」をオペラ化したもの。第1幕の舞台はなぜかハンガリー。この曲を作曲した直前、ベルリオーズが旅行で訪れたハンガリーをとても気に入ったので、「ファウストがハンガリーにいてなぜ悪いのだ?」と開き直って強引に舞台をハンガリーにしたというエピソードがあるそうです。「妖精の踊り」が演奏される第2幕では舞台がドイツに戻っているのも面白い設定です。
幻想の2楽章ではテンポを落として練習。こちらではハープの音色を楽しむことができました。チェロとコントラバスが先導して駆け昇っていくコーダは、音はシンプルなのに左手が厄介な難所。今日はこの箇所を徹底的に弾かされました。先生の勧めで逆のボーイングで弾いたら意外にもスイスイ弾けて目からウロコでした。ここさえ決まればメッチャかっこいいので、本番までに絶対クリアしなくちゃです。これからは逆ボーイングで練習してみよう。。
練習終了は21:50。非常に集中度が高く、濃厚な練習でした。。