ヨーロッパの新幹線
2007年 03月 22日
この15日に約5年の工期を経て、フランス Paris - Baudrecourt 間の新幹線が開通しました。これはパリとシュトラスブール(Strasbourg)間約400kmのうちの 3/4 にあたり、この区間の開通により、パリ~シュトラスブール間の移動が2時間20分に短縮されるそうです。また今年6月10日から、パリ~フランクフルト間で ICE (InterCityExpress = ドイツ高速鉄道)による直通運転が始まり、部分的に完成した新幹線網を経由することによって3時間50分(現在は約5-6時間)での移動が可能になります。このルートを利用した場には、大人片道で99ユーロ(2等車)になる予定だそうです。
2008年にはBaudrecourt - Strasbourg 間106kmの工事が完了予定で、これが開通した場合にはパリ~シュトラスブール間がさらに30分短縮されて1時間50分となり、ドイツのシュトュットガルトからパリへは3時間で行けることになります。
さらにドイツ国内でも新幹線の敷設が盛んに行われていて、2016年にはシュトュットガルト~ミュンヘン間の新幹線が開通の予定す。これが開通した暁にはミュンヘンからパリまでが TGV または ICE で4時間となります。その際にはドイツ~フランス間の移動で ICE と TGV の違ったサービスを選べることにもなるかも知れませんね。
ちなみにフランスの TGV は走行テスト(非公式)で時速 553km/h の記録を持ち、公式記録では 1990年5月以来515.3km/h が最高記録となっています。またドイツの ICE は1988年に記録された 406.9km/h が最高記録となっています。
参考:ORF
<本日の昼食>
アトレ四谷・COCORO
鶏唐揚げ定食