人気ブログランキング | 話題のタグを見る

小粋なお化け

宮部みゆき著「あかんべえ」を読みました。
時は江戸時代。開店と同時にお化け騒動に巻き込まれる料理屋「ふね屋」と、そこの一人娘おりん。おりんにはなぜかお化けが見えて、話もできるという設定で展開していきます。人情味があふれていて、変わり者こそいるものの出てくるお化けたちも極めてノーマル。その中でも「おみつ」という姐御のお化けが素敵でした。人生の酸いも甘いもかみ分けてきて、あるときは啖呵を切って毅然と悪党に立ち向かい、あるときは慈母観音のように優しく、あるときは三味をつまびき小唄をうたう粋で艶っぽい女…。こんな気風のいい女性に憧れちゃうなぁ。

明日からは前から読みたかった山本一力の作品を読んでいこうと思ってます。

小粋なお化け_f0055956_11323169.jpg<本日の夕食>
アスパラとアンチョビのペンネ
Commented by プリオシン at 2007-03-11 22:55 x
蒼穹の昴、読みましたよ~!!
もう、久しぶりに中国の歴史物にはまってしまいました!
昨年行ってきたこともあって、イメージがかぶって面白かったですね!
宦官のところは、そもまま仕事に使わせてもらいます!

現在は図書館で見つけて、今まで何度も読もうと手に取った「孔子」にチャレンジしていますよ!時代がかなり古いですが、面白いですね~

山本一力さんのものは読んだことがないので、お薦めをまたお願いしますね!!
Commented by freiburg0523 at 2007-03-12 07:50
「孔子」ですか!これまた面白そうですね!!中国の歴史を紐解くには平面(地理)と断面(時系列)の情報がこんがらがりそうですよね。でもそれがまた醍醐味だったり。「蒼弓の昴」に出てくる宦官の記述は衝撃的でしたよね。この続編とも言われる「中原の虹」も読んでみたいですね!
Commented by やま at 2007-03-12 21:44 x
あかね雲ですかねぇ。やはり。門仲深川の世界。こういうのを読むと、東京に住んでいて良かったって思います。
Commented by freiburg0523 at 2007-03-13 08:08
以前やまさんがイチオシされてましたよね!「あかね雲」から読み始めようかと思ったのですが、その原点となった作品が「蒼龍」だというので、そちらから読み始めました。下町の人情味溢れる世界、いいっすねぇ。ハマりそうです。。
by freiburg0523 | 2007-03-10 22:26 | 読書 | Comments(4)

見たこと・聞いたこと・食べたこと・飲んだことなどなどつれづれなるままに


by びあだる
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31