ラフ2
2006年 07月 30日
演目の前半はリヒャルト・シュトラウスの「四つの最後の歌」、メインはラフマニノフの交響曲第2番。メインの曲は私たちのオケで次回演奏会の曲目。なおかつマエストロはとてもゆかりのある先生。そして幸いオケの練習も夜からという3拍子が揃ったので、諸手を挙げて出かけました。
会場は結構新しい目黒区の施設。早めに並んだ甲斐もあり、2階中央の最前列をゲットすることができました。「四つの最後の歌」はソプラノの独唱曲で、独唱の美しさは格別でした。残念なことに、曲が終わる度に左ブロック、前から3列目のおじ(い)さんが率先して拍手をし、それがわらわらと伝播して毎曲ごとの拍手となってしまいました。深遠な曲のつながりが毎回途切れてしまうことは、演奏者にとっても建て直しが大変だったのではなかろうか。でも演奏はとてもしっとりとしてて良かったです。
メインのラフ2は総じてグーでした。全曲通して1時間の大曲を集中力が途切れることなく演奏しきった感じがしました。さすが国立系!頭脳プレーですね。特に印象に残ったのは低弦。しっかりしていて重厚なロシアの響きを支えていた感じ。Vnは女性が多いためか、それともプルトが少なかったせいか、線の細さを感じましたが、それはそれで美しかったです。クラのソロもばっちり。女性3人組のトロンボーンは迫力があって圧巻。パーカッションも全員女性でキビキビと活きのいい良い音出してました。
うちらのオケは来年2月。果たしてどんな仕上がりになるんだろうか。