Kullervo
2015年 03月 04日
メゾ・ソプラノ:駒ヶ嶺ゆかり、バリトン:末吉利行、男声合唱:フィンランディア男声合唱団ラウル・ミエヘト、お江戸コアリアーず。管弦楽:アイノラ交響楽団、指揮:新田ユリ(敬称略)。オーケストラは新田先生率いるシベリウスに特化したアマチュア。しかしその実力はプロさながら、いや情熱的にはそれ以上だったかも。
「クッレルヴォ」はシベリウス初期の交響曲。フィンランドの「ガレヴァラ」叙事詩に基づいた交響詩で、5楽章からなり、3~5楽章には独唱と男声合唱が入ります。今回はフィンランドからヘルシンキ大学(OB)男声合唱団56名を招き、演奏者総勢160人余りの豪華な演奏会となりました。
演目は最初に「クッレルヴォ」(約80分)、休憩なしで「フィンランディア」(合唱付)。
「クッレルヴォ」は壮大なかっこいい曲。しかし、花粉対策で夕方に服用した抗アレルギー薬が効いてしまったようで、2楽章以降は朦朧として断片的な記憶。小柄な新田ユリさんの大きな指揮に操られ、大勢のオケと合唱団が発するパワーに圧倒されました。フィンランディアではフィンランド勢は全員譜面を下ろして暗譜。フィンランド人の誇りと心意気が直に伝わってきて、思わず感涙。日本人の合唱団員も若手が多く、のびやかな声が飛んできていました。舞台上に組まれたひな壇(まさにひな祭りだ)の最上段は、2階席の最後列よりも高い位置だったので、合唱の声がビンビン届いてきました。オケも相当な難曲をよく弾いて、吹いて、叩いてました。4月12日(日)杉並公会堂で、アイノラ交響楽団演奏会でもこの「クッレルヴォ」が演奏される予定なので、寝てしまった分もう一度聴きに行こうかなと思いました。
私も聴いていました。いい演奏&曲でしたよね。
あの合唱団の声の強さに圧倒されました。
いやはや、この演奏会すごかったですね。
ほんと合唱団のパワーがびんびん飛んできた感じ。この大曲はオケにとっても技術的に相当難曲と察しました。平日にも関わらず集った団員の情熱にも感服ですよね。