珍客
2011年 08月 26日
早朝だったので乗客もまばら。そんな空いた電車に、途中駅からトンボが乗り込んできました。よく見るとシオカラトンボ。朝日が差し込む窓に幾度も突進してはぶつかり、蛍光灯にぶつかってはヨロヨロとひるみ、なんだか見ていて痛々しいったら。車内の人も耳元をトンボがかすめるたびにギョッとして目で追っています。
そんな中、ダッチロールしたトンボがワタシのそばに飛んできました。こうなったらなんとでもしてでも捕まえて逃がしてやらなくちゃ!と席を立ち、窓辺でウロウロしているトンボにアタック。手を広げてトンボに向かっていくワタシに、隣のおじさんの目はテン。そんなワタシも「トンボです」とぶっきらぼうにつぶやいて、目を泳がせてはトンボを追ってるわけですから、こりゃ相当ヘンなおばさんに思えたことでしょう。
トンボが窓にぶつかってひっくり返ったところをすかさすキャッチ。
最初はちょっと抵抗したものの、両羽をたたんで持ってあげたらおとなしくなりました。次の駅でドアが開いたと同時にトンボを逃がしてあげました。このとき、ちょうど乗車しようとしたおじさんもギョッとした顔。「トンボです」とぶっきらぼうに告げたワタシはまたまたヘンなおばさんに思われたかもー。
それにしてもトンボを捕ったのなんて何十年ぶりだろう。。。