ライン川の水が溢れる時
2011年 06月 15日
楽劇「神々の黄昏」の最終場面では、ライン川が氾濫して人や物を飲みこんでしまいます。
ライン川の洪水は、現在でも上流域の大雨や、積雪後の気温の急上昇による融雪で(特に春先)起こることがあります。過去には通常時より水面が14mも上昇したこともあるとか。これがまさに悪党ハーゲンを飲み込んだ洪水だったのかしらん?なーんて思いを馳せたり。
現在、ライン川沿岸にはスイスやフランスが原子力発電所を何箇所か設置しています。
フライブルクから直線で2-30km程のフェッセンハイム(Fessenheim@フランスアルザス)には、1970年に作られたフランスで一番古い原発があり、現在も稼働中。ここの原発に対しては、国の内外で稼働停止が求められています。ライン川に面しているため、増水に対して遊水池や堤防は万全のハズ。しかし万が一でも堤防が決壊したら福島の二の舞にもなりかねないということで、点検&補強が急務とされているそうで。
指環と原発。
これは何か因果があるような気がしてなりません。。