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ヨーロッパの嵐

昨日、ヨーロッパは嵐に見舞われたそうです。
暴れん坊低気圧 "Xynthia"(シンシア) の仕業。南西ドイツのシュヴァルツヴァルト地方でも、倒木や屋根や道路標識の倒壊で犠牲者が出たそうです。

昨日28日のドイツ各地の最大瞬間風速(km/h)はこんな具合。
ヨーロッパの嵐_f0055956_13111872.jpg
中央ちょい右の180km/hという記録を出したのはブロッケン山。ワルプルギスの夜に魔女が集うという場所だけあってか、さすがに激しい気象なんですね。中央からやや左下、東から西に流れてきたマイン川と南から北に流れるライン川の合流点近くの115km/hを記録したのはフランクフルト。ドイツの表玄関・フランクフルト空港では欠航便が続出したそうです。

現地時間28日午後1時(グリニッジ12時)の風速はこちら。
ヨーロッパの嵐_f0055956_13363755.gif
長い矢羽根1本が風速10ノット(5.14m/s)、短いのが5ノットで、段階で色別されています。左上・北海上空の低気圧の目に向かって左巻きに風が吹き込んでいるのが分かります。

下は同時刻の気象衛星の赤外線画像。
ヨーロッパの嵐_f0055956_13535735.jpg
オランダ・アムステルダムの南西に低気圧の中心(目)があるのが見えますよね。ドイツ南西部では、低気圧に向かって南西から吹き込む風が、アルプスを越えて乾いた暖かい風となり、気温が上昇するフェーン現象になりました(緑色の晴天域)。

南米チリでは大震災、日本は津波で大騒ぎ、ヨーロッパは高潮や暴風と2月最後の1日はどこも大変だったのですね。

参考:WetterOnline
by freiburg0523 | 2010-03-01 21:08 | 自然 | Comments(0)

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by びあだる
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