金管は神の声
2009年 02月 08日
うーん。そういえば日本は八百万の神で多神教でしたっけね。。
<本日の昼食>
吉野家・お台場デックス店
牛丼(並)
金管、特にトロンボーンは神の声と言われます。モーツァルトのトロンボーン(レクイエム、オペラ)はまさに神様。
もっとも、昔のトロンボーンはベルが小さくて小さな音だったらしい。
なーるほどー。トロンボーンが神の声でしたか。これからは有り難く拝聴するように心がけます。それにしてもうちのオケの神様は声が大きくて元気がいいですよねー。(^^)v
トランペットは軍隊に進軍の号令を掛け、ホルンは狩りで獲物を追い詰めます。いずれも殺生に関与しているわけで、こういう楽器は教会には入れないってことです。
ではテューバは?祖先は蛇の格好をしていたり、系列は特定できないけど戦争に使われた敵を威嚇する大きな音を出す筒も似たようなものだったりと、実は悪魔の楽器だと思うんですが(「怒りの日」を吟じます!)、神との戦いに敗れて僕(しもべ)っているので、教会に押し込められてるっつう感じですかね(笑)
ブルックナーの交響曲でも最初は使われてなくて、正に交響曲6番くらいから本格的に使われ始めたんだそうです。
因みにpokeさんの言われる昔のトロンボーンはサックバットのことですかね?圧延技術が未熟なので朝顔(ベル)を大きく出来なかったんじゃないかなー。
以上やや怪しい薀蓄小僧でした。
ブラ3もそうでしたか。
バッハの受難曲は、神の言葉を語る福音史家、「われ」の心情を歌うレチタティーヴォ、そうだそうだと「われわれ」=共同体を体現するコラールからできていると言われます。音楽をそうした人称的世界、ないしそこでの「対話」という視点から見るのも面白いですね。ブルックナーも教会のオルガン弾きだったので、どのような世界観で書かれた音楽かというのは気になります。
それにしても、ヴァイオリンは人間だから2nd、っていうキャラ設定はウケました(笑)。
>MIKEさん
そう、サックバットのことです。技術の問題でしたか。たしかに、昔は今のようなベルの広がりはなかったかも。
素晴らしい蘊蓄解説ありがとう!!
なるほどー。バンダに行く金管は殺生楽器、舞台残留は教会楽器でしたか。すごく納得。。
そういえば、幻想交響曲のチューバって蛇の形をしたオフィクレイドでしたっけね。形といい、音量といい、威厳があって神聖なのかも?(^^)v
そうかー。2,4楽章でしたか!(すっかり忘れてしまってました ^^;)
蛇の形をした楽器は「セルパン(まんまやん)」と言って、オフィクレイドはその後もう少し進化した、テューバのようなファゴットのような楽器です。以前コペンハーゲンの楽器博物館で、正に木管系と金管系に分かれ行く二つのオフィクレイドを見て感激しました。
蛇=神聖・・・どうでしょう。そもそも蛇ってアダムとイブにリンゴ食わせて神に罰せられ、木から地に落ちて這い回る姿になったんでしょう?やっぱイイモン(古い言い方)じゃないと思います。西洋音楽とキリスト教はなかなか切り離せませんね。
オフィクレイドって木管と金管の二手に分かれて進化したのですか!すごい、陸に上がるか海にとどまるか、みたいな葛藤があったんでしょうね。
蛇はギリシャ神話で医療のシンボルだったと思うよ。ドイツの薬局のマーク(Apotheke の"A")にも蛇がからみついているしねー(^^)。